三條本家 みすや針

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整然と並ぶ和裁針各25本入り432円(税込)

シンプルな針一本に 凝縮した技と心

創業は江戸初期。1651年には宮中御用となり、その後、後西院天皇により「みすや」の名を賜った老舗です。江戸後期には、上質でかさばらない針は京土産として高い人気を誇りました。布を傷めないよう微妙な角度がついた針先や、糸を通しやすい丸い針穴など、細部にまで技が凝縮された針は、使って納得の品質で、遠来のお客様も多いそうです。江戸時代には「水、水菜、女、染め物、みすや針、豆腐、生麩、鰻、松茸」と京の名物としてわらべ歌にも唄われ、明治時代に発行された京案内の木版本には、遠くから針を買いにきた旅人にお茶を振る舞う店先の様子が描かれているほどで、今も当時の茶釜が残されています。「間口が広かったので、後に針以外の土産物も扱うようになりましたが2003年に原点回帰。針だけを扱うなら広い場所は必要ないと、今の店に建て替えました」と18代目の福井浩さん。蛤御門の変のあとに作られたという庭を風情漂うアプローチとしました。とはいえ和裁用から洋裁用、特殊なものまで150種ほどが揃う針を置くには十分なスペース。空間は新しくなっても、針先から表面、針穴、弾力性と工夫を凝らした針は変わることなく受け継がれています。

INFORMATION基本情報

店名 三條本家 みすや針
店名(ひらがな) さんじょうほんけみすやはり
住所 京都市中京区三条通河原町西入ル石橋町22-1
TEL 075-221-2825
営業日時 10時〜18時
定休日 木曜
予約
URL http://www.misuyabari.jp/
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撮影/伊藤 信  取材・文/大和まこ ,
『婦人画報』2016年8月号 「感動の京都」掲載

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