全国屈指のラーメンの聖地を巡る

京都通なら知っている?「絶品ラーメン&餃子」の名店

和食やあっさり味で知られる京都のグルメですが、一方で、学生の街・京都は、全国からラーメンファンが訪れる名店が数多く存在する、知る人ぞ知る「ラーメンの聖地」でもあります。京都に昔からあるこってり系のラーメンの代表格「天天有」、見た目こってり後味さっぱりの京都系ラーメンで知られる「珍遊」、京都駅前の行列でおなじみの創業70年以上の歴史を誇る「新福菜館」など、ラーメン好き必食の絶品ラーメンをご紹介します。
 
また、京都は餃子専門店があるのも京都ならでは。舞妓さんのおちょぼ口に合わせたひと口サイズやにんにくなしのものなど、京都の街に育まれた独自の美味しさを味わってみては。

【天天有】コラーゲンたっぷりのまろやかスープがおいしさの決め手。一乗寺発祥の名物そば

まろやかな味わいで女性にも好評の「中華そば(並)」680円。

京都屈指のラーメン激戦区・一乗寺に1971年に創業した「天天有」。老舗の自慢の味を街なかで気軽に楽しめるのが、2号店としてオープンしたこちらです。買い物や映画鑑賞の帰りに立ち寄る女性客も少なくありません。一番人気は、名代の「中華そば」。鶏と野菜を約18時間煮込んだポタージュのようなスープに、特注の中細ストレート麺が絡みます。野菜の甘みが効いたコラーゲンたっぷりのスープは、見た目よりあっさりしていると好評。トッピングの具は、無料で煮卵か温泉卵入りにすることもできます。セットメニューもおすすめです。

天天有 四条烏丸本店

コラーゲンたっぷりのまろやかスープがおいしさの決め手。一乗寺発祥の名物そば

【新福菜館】京都ラーメンのルーツは真っ黒な「中華そば」

名物の「中華そば」は並700円のほか、小600円、肉なし550円。

ラーメン激戦区・京都のラーメン文化を牽引してきた、塩小路高倉(通称“たかばし”)にある2軒の老舗ラーメン店。京都ラーメンのルーツといわれる創業昭和13年の「新福菜館本店」、その15年後に「旭食堂」として開店し、その後ラーメン専門店になった「本家第一旭」がその2店です。いずれも醬油味の中華そば系で、互いに切磋琢磨してその味を守り、今もファンを増やし続けています。この2店と同時期に創業した左京区の背脂系「ますたに」や、東京にも展開する、こってりラーメンの元祖「天下一品」など、“京都ラーメン”は、全国的にも注目される存在。“たかばし”も全国のラーメン好きが巡礼するラーメン名所になりました。早朝7時30分の開店と同時に行列ができる「新福菜館」。人気の要は、インパクトある濃い色のスープです。鶏がらと豚骨で出汁をとり、そこに京都産の醬油をブレンドした秘伝のたれを合わせます。意外なのは、その濃い色からは想像できない味わい。コクや出汁の深みは十分なのに、驚くほどすっきりしていて、醬油辛さはありません。ストレート麵や自家製の薄切りチャーシュー、たっぷりのねぎに、この濃厚すぎないスープがよく合うのです。そして、「中華そば」とともに人気なのが、同じたれで炒めた「ヤキメシ」です。こちらも見た目は濃い色目で、こってり味かと思いますが、口に広がるのは、たれのこくと醬油の焦げた香ばしさ。一度口にすると、スプーンがとまらなくなる不思議なおいしさ。店では「中華そば」を食べ、お土産に「ヤキメシ」を持ち帰るのが、「新福菜館」通の楽しみ方なのだそうです。
 
 

新福菜館 本店

京都ラーメンのルーツは真っ黒な「中華そば」

【萬福 京都駅前店】スープ、麵、具材が一体となった三位一体の絶品ラーメン

京都・深草で創業し、現在は下鳥羽に本店を置く人気の一軒。2010年にオープンした京都駅前店は、龍谷大OBを筆頭に、京都で学生時代を過ごした全国の出張族が「京都に来たら、新幹線に乗る前に必ず立ち寄る」という、ホームベース的存在。金色に輝くスープは、京都ラーメンの王道ともいえる澄み切った醬油豚骨。お客の好みに合わせて味の微調整をしてくれるうえ、「白(バラ肉)多め」などチャーシュー部位の指定もOK。自家製チャーシューと九条ねぎがたっぷりのった「しょうゆラーメン」は、京都出身の著名人も帰郷の度に食べに訪れる一杯だそう。 

萬福 京都駅前店

スープ、麵、具材が一体となった三位一体の絶品ラーメン

【三条珍遊】京都系ラーメンの専門店にはコラーゲンが嬉しいもう一つの名物あり

「牛すじ丼」600円。

昭和初期の町家を改装。京都特有の町家らしく、坪庭を眺められる奥座敷もあり、ほっこりと過ごすことができます。このお店でいただけるのが、京都ラーメンを代表するといわれる、「見た目こってり後味さっぱり」の鶏白湯背脂系ラーメン。もちもちとした自家製麵とスープがよく合います。そんなラーメンと並ぶ人気の「牛すじ丼」は、セットでオーダーしたり、テイクアウトでお土産にしたりと重宝される一品。コラーゲンが豊富な牛すじの、プリプリした食感が特徴です。付け合わせには、煮玉子と唐揚げも添えられ、ボリューム満点。
 
 

三条珍遊

京都系ラーメンの専門店にはコラーゲンが嬉しいもう一つの名物あり

【高倉二条】鼻腔に押し寄せる、圧倒的な魚の香り。濃厚なつけだれが全粒粉麵を包み込む

全粒粉麵のほか、小麦粉に柚子を練り込んだ新作の「ゆず太麵」も。

一見したところ「そば」のようにも見える灰色がかった全粒粉麵。ミネラル、ビタミン、食物繊維などを豊富に含むこの麵は、別に構えた製麵所から毎日届く自家製麵です。かぐわしい魚介の香りが食欲をそそる付けだれは、17時間かけて炊く豚骨スープに大量の煮干し、昆布、鰹節、鯖節などを加えたもの。繊細な麵に濃厚な付けだれが絡みつき、一度食べたらクセになる味わいです。全粒粉麵のほか、小麦粉に柚子を練り込んだ新作の「ゆず太麵」もあり、こちらは「そば」ならぬ細めの「うどん」といった趣。柚子の風味がさわやかなアクセントとなります。

【ぎょうざ 歩兵】野菜たっぷり花街らしいひと口餃子

通常の餃子ダレのほか味噌ダレにも好相性。

お茶屋さんや飲食店への出前リストは700軒以上という祇園で愛されるぎょうざ専門店。2013年6月、ビルの1階から末吉町切通しにある町家に移転したのを機に、しじみスープや肉みそもやし、おにぎりなど、一品も増え、イートインも大盛況。薄皮でおちょぼ口でも食べやすい小ぶりの餃子は白菜やキャベツなど野菜たっぷり。ほのかな甘みが楽しめ、通常の餃子ダレのほか味噌ダレにも好相性。夜中に食べてももたれないあっさり味で、芸舞妓さんには特にニンニクを使わない生姜たっぷりバージョンが人気です。

ぎょうざ 歩兵

花街への配達もかなう 舞妓さん好みの京餃子

【ぎょうざ処 高辻 亮昌】京都の素材で作る和風餃子。おとなのおやつとして最適

「亮昌餃子」290円(6個)。

京都で本格的な“和の餃子”を作りたいと、構想2年をかけて完成させ専門店をオープンしました。「京モチ豚」のミンチに九条ねぎを混ぜ合わせ、隠し味に老舗「山利」の味噌を加えた餡は、まさに和の味わい。風味豊かな黒煎り七味が、ピリッと効いた特製のたれでいただきます。こんがり焼き目が付いた餃子は、比較的大ぶりですが、さっぱりとしているのでどんどん箸がすすみます。しょうがの風味がして、にんにくの匂いは控えめなので、翌日を気にせず安心して食べられます。お持ち帰りの生餃子には、餃子のおいしい焼き方のレシピが付いています。
 
 

ぎょうざ処 高辻 亮昌

京都の素材で作る和風餃子。おとなのおやつとして最適

2016年06月29日掲載

2016年06月29日掲載

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