湯豆腐、すっぽん鍋、柚子鍋、白味噌鍋・・・・・・

真冬の旬味をいただく、とっておきの京の鍋

真冬のごちそうといえば、鍋! 一度は訪れたい名店の湯豆腐、老舗料亭のすっぽん鍋、八坂神社近くの旅館でいただける柚子鍋、囲炉裏端でいただく白味噌仕立てのぼたん鍋・・・・・・・。京都ならではの素材と趣向にあふれる、とっておきの鍋料理をセレクトいたしました。

【高台寺茶寮】 鴨とうふ

名物の「鴨とうふ」は、京とうふと鴨肉を特製の出汁餡でいただく。

東山の名刹・高台寺の門前から円山公園を石畳で結ぶ「ねねの道」の一角に隣接する、日本料理屋「高台寺茶寮」。京情緒あふれるロケーションにしっとりと馴染む風情豊かな建物は、築100年近くになる名家の別邸だった京町家。1階からは枝垂れ桜など四季折々の自然の彩りを、2階からは「ねねの道」と彼方に広がる東山をと、見事な眺めに心躍ります。名物の「鴨とうふ」は、京とうふと鴨肉を特製の出汁餡でいただくもの。自家製の生七味で変化をつけながら楽しむ滋味深い味わいに、旅人のみならず足繁く通う地元客が多いというのも納得です。

高台寺茶寮

名物の「鴨とうふ」の滋味深い味わいが、観光客も地元客をも魅了

【祇をん縄手 とり安】 水だき

特製ポン酢でいただく名代の水だき。

縄手通沿いの風情ある佇まいの水炊き専門店「とり安」は、昭和30年の創業。先代が作り出した白い鶏ガラスープの水だきは、京都名物の一つになっています。「味には絶対の自信を持っています」と二代目のご主人。特製ポン酢でいただく名代の水だきには、朝引きの特選京都丹波地鶏を使用。鶏がらを東山から流れる地下水で一日かけてじっくり煮込んで作る自慢のスープは、濃厚で豊かな旨味を持ちつつ、見た目よりあっさりした味わいが絶品です。このほか、すき焼きなどのコースにささみ造り、唐揚げなどの一品ものも揃い、幅広い層に好評です。

ぎをん 縄手 とり安

京都名物の一つに数えられる、白い鶏ガラスープの水だき

【ふじ原】 蟹

蟹やふぐといった季節のおすすめ素材を取り入れた、感性あふれる料理が味わえる。

パリ、オーストラリア、中国の海外勤務経験を持つ店主が腕をふるう板前割烹の名店です。日本料理の伝統と味わいを主軸に、洋の食材や調味料をアクセントにプラス。すっぽん、牛肉、豚肉、鶏、鴨肉をはじめ、蟹やふぐといった季節のおすすめ素材を取り入れた、感性あふれる料理が味わえます。コース料理はひとり一人の好みを大切に、一品料理を組み入れた構成。時にはお酒をメインに一品料理をオーダーするなど、その人の好みやペースに合わせてフレシキブルに楽しめるのもカウンター割烹の醍醐味です。芸妓・舞妓さんとの会食のセッティングも対応可能。

【八千代】 すっぽん丸鍋

丸鍋は、すっぽんのスープに一口位に切った骨付きのすっぽんの肉が入ったもの。

臨済宗の大本山・南禅寺の参道にある料理旅館「八千代」。宿をとりまく池泉回遊式の庭園は、平安神宮、無燐庵、円山公園などを作庭した近代造園家「植治」こと小川治兵衛によるもので、その庭園を眺めながら食事ができる稀有な空間が人気です。こちらでは、なんといっても南禅寺の代名詞ともいえる湯豆腐を堪能したいもの。作り立ての豆腐を利尻昆布のみで煮る湯豆腐は、こだわりの素材と京の軟水あっての味。旬の京懐石と合わせていただけば、間違いなく京の旅の良き思い出となるでしょう。また、牡丹鍋やすっぽん丸鍋、すきやきやしゃぶしゃぶなどの鍋ものも充実しています。

八千代

池泉回遊式の庭園を拝見しながら、湯豆腐に舌鼓

【冨美家】 鍋焼きうどん

焼き餅2個、海老天、煮つけ椎茸、かまぼこと具だくさんでお値打ちな名物の京風鍋焼きうどん「冨美家鍋」650円。

うどんで有名な「冨美家」ですが、1946年、人工甘味料が主流だった甘味を本物の砂糖と京都丹波の大納言小豆でおぜんざいにして出す甘味処としてスタートを切りました。当時からの素材にこだわる姿勢を貫きながら、1963年、次は当時高価だった鍋焼きうどんを手頃な値段で食べていただきたいとの思いを実現、うどんを出すようになりました。そして現在、毎日の買い物に来た主婦やサラリーマンに日常的に愛され賑わううどん店として人気を博します。写真が、焼き餅2個、海老天、煮つけ椎茸、かまぼこと具だくさんでお値打ちな名物の京風鍋焼きうどん「冨美家鍋」650円、お持ち帰りパック462円。甘めの出汁に太めのもっちりとした食感の自家製麺がよく合います。出汁には北海道利尻の天然昆布とうるめ・鯖・目近の3種類の節をブレンドし、伏見の地下水を用いて昔ながらの製法で煮出しています。麺の小麦粉も最高級麺用粉を100%使用、すべての素材にこだわりをもち多くのうどんファンに支持され続けています。

冨美家

開店当初より最高の素材にこだわりをもつ

【神泉院 平八】 うどんちり

名物日本一太いうどんを使った「元祖・うどんちり」。

平安京造営とほぼ同時期に作られた平安京最古の史跡である神泉苑の美しいお庭に佇む京料亭。当店名物日本一太いうどんを使った「元祖・うどんちり」。旬の京野菜、魚介類、鶏肉、豚肉、京湯葉、生麩などを薄味ながら旨みとコクのある秘伝のお出汁で頂く特別うどんちりコースはまさに絶品。平八でしかお召し上がりになれない「元祖・うどんちり」をぜひご賞味下さい。

神泉苑 平八

平安京最古の史跡のお庭に佇む京料亭

【嵐山 辨慶】 季節の鍋

コースの懐石につく湯どうふのほか、ぼたん鍋や沖ちりなど、季節ごとの味が堪能できる。

場所は名勝嵐山と大堰川を望み、四季折々の情緒豊かな風景が広がる天下の景勝地。嵐山のシンボルともいうべき渡月橋の袂に佇む料理旅館で、洗練された伝統の技と旬の素材を使い、春夏秋冬を映し出した趣き深い京料理に舌鼓を打つ至極の時間が過ごせる。また料理とともに楽しめる肌触りの優しい嵐山温泉。内風呂、露天風呂に入って体を癒やしながら旅のひとときをゆっくり過ごせるのが辨慶ならではの醍醐味。部屋には女将が丹精を込めて生けた花が彩りを添え、宿泊はもちろん、料理と温泉を利用するだけでも贅沢な思い出作りが叶う。

嵐山 辨慶

天下の景勝地に佇む料理旅館で、丹精込めた四季の味を

【わかどり 小林】 地鶏の水炊き

澄み切ったスープが自慢の水炊きは、ほろほろと崩れるヒネ肉(親鶏)が絶品。

軽井沢にルーツをもつ地鶏料理の専門店。京都に店を構えて約40年、鶏を扱って半世紀のキャリアを誇るご主人とその跡を担う息子さんが美山の地鶏をあの手この手で楽しませてくれます。常連さんはほぼ全員注文するという唐揚げをはじめ、多彩なメニューが揃いますが、冬場のおすすめはやはり鍋。なかでも完成までに5日を要す澄み切ったスープが自慢の水炊きは、ほろほろと崩れるヒネ肉(親鶏)が絶品。旨みをギュッと凝縮させたスープで作る雑炊も楽しみです。

わかどり 小林

鶏料理専門店でいただく、澄んだスープの絶品水炊き

2016年12月22日掲載

2016年12月22日掲載

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